レイヤー2や周辺技術
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LNのTaproot対応に必要な仕様変更の状況
昨年11月にようやくアクティベーションまでこぎ着けたTaprootですが、現時点ではまだ使用は広がっておらず、直近3ヶ月では全トランザクショ…
Zero-confチャネルとは
今週、ライトニングネットワークにおいてZero-confチャネルを可能にする仕様変更がライトニングの仕様群であるBOLTに正式にマージ(採用…
ダークウェブ利用だけじゃないTorのすごいところ
Torと聞くと怪しいダークウェブにアクセスするための特別なブラウザのことでしょ、という認識の方が多いかと思います。あるいは、そもそもTorな…
ビットコインも利用するTorとは
自分のIPアドレスを知られることなく通信を行うための通信経路の秘匿化技術にTorと呼ばれるものがあります。
自身のプライバシーを守るための…
LNの中継ノードを圧迫するProbingもネットワークに貢献する?
LNノードを真面目に運用している方は、支払いを中継するときに失敗することがよくあることにお気づきかもしれません。この失敗の多くは「プロービン…
TAROプロトコルはCounterparty, Omniとどう違うのか
アメリカのマイアミにてBitcoin 2022というカンファレンスが現在開催されています。その中で、LNDを開発するLightning La…
いかにマルチパスペイメントの送金速度を向上させるか?Boomerang、Spearのアプローチ
ライトニングネットワークなどについてアカデミックな論文が発表されても、ツイッターなどで話題になることはそれほどありません。そもそも論文を読み…
果たしてUSDTをペイメントチャネルで送るようになるのか
昨日、ライトニング関連の開発を行っているSynonymというチームが「史上初のテザー・ステーブルコインによるライトニングチャネル上のトランザ…
LN上でDLCに似た取引を実現する新たな方法
以前からこのコラムでも、ビットコインでオラクルを利用したスマートコントラクト機能を実現するDLCという手法に注目しています。DLCは全然わか…
LN経由でウォレットを操作する?変わり種ウォレット:LNLink
iOSのTestFlight機能ででテスト公開中のアプリケーションに、William Casarin (@jb55)氏の"LNLi…
Tailscaleでライトニングノードがパワーアップ
YouTubeやポッドキャスト内のCMでここ数年一番よく見かけるのはVPN事業者かもしれません。といっても、コンシューマ向けのVPN事業者は…
OP_CTVが導入されたらDLCは劇的に使いやすくなる
ビットコインへの機能追加案として積極的に推す人が多いものの1つにOP_CTVがあります。コインを使用するときのトランザクションの内容の一部に…
インボイス発行の無駄をなくすStateless Invoices
今日はかなり地味な話題ですが、ライトニングノード運営者が困る可能性のあるDoS攻撃対策として提案されているStateless Invoice…
DLCに特化したコマンドラインウォレットのgun.fun
つい最近、一部ビットコイナーがツイッターでgun.funというサイトについてつぶやいていたのを見かけました。いかにも銃器が趣味の人たち向けの…
LNと経路探索アルゴリズム
前回に引き続き、Lightning Network (LN)を利用した送金経路の決定方法についての話題です。現状の実装では、ダイクストラ法と…
Hodl ContractsでDLCライクな体験を
最近、第三者のオラクルが発表する結果に応じて二者間で資金を配分するDLCのような機能をライトニングネットワーク上でHodl Invoices…
アトミックスワップでチャネルバランスを調整するPeerSwap
先月エルサルバドルで開かれていたAdopting Bitcoin 2021というカンファレンスはライトニング関連のテーマが中心となり、その中…
LNと経路探索アルゴリズム(1)
こんにちは。Lightning Network (LN)を利用した送金経路の決定方法についての話題です。
送信者のノードから受信者のノード…
Lightning Node Connectプロトコルが描くLN×Webの未来は?
11月30日にLightning LabsがLightning Terminalというアプリケーションの刷新を発表しました。その内容は「We…
ライトニングのAMPで手数料が1/100に!
ライトニングネットワークの進化には目を見はるばかりですが、今回はAMPという機能を紹介します。
AMPというのは、Atomic Multi…
エルサルバドルが発行する世界初のビットコイン国債のリスクリワード
本コラムでは、ビットコイン史上に残る重大発表もあった先週のエルサルバドル・ビットコイン週間を振り返ります。
11月15日から20日にかけて…
Taprootのアクティベートの影響
11/14に、ビットコインにおいてTaprootがアクティベートされました。Segwit以来の大型アップデートといわれています。
それはそ…
LNの送金者・支払先を互いに秘匿する
ライトニングによる支払いはオンチェーンの支払いと大きく異るプライバシーの特性があります。一般にオンチェーンの取引と比較してプライバシーが高い…
c-lightningのプラグイン機能をL3プロトコルの実験場として使う
いくつかあるライトニングノード実装のうち、Lndの次に人気のあるc-lightningにはプラグイン機能があります。あまり広く知られてはいま…
LNDにTorとClearnetのハイブリッドモードが導入されると何が変わるか
多くの人がUmbrelなどでライトニングノードを立てているDiamondHandsプロジェクトに参加していて直面するトラブルの報告を見ている…
Package Relayの導入がライトニングの弱点を改善
ビットコインのソフトウェアは常にアップデートされています。目立つのはコンセンサスに関わる変更-ハードフォークやソフトフォークと呼ばれるもの-…
Rollup技術について
Q. 最近、Ethereumのレイヤー2ソリューションということで、「Optimistic Rollup」や「ZK Rollup」などRol…
ライトニングネットワークは、どのような場面で使われると考えられていて、ユーザーにどのようなメリットがあるとされているのでしょうか?
タイトルの質問にお答しますね。
ライトニングネットワークの利点は、3点押さえておいてください。
早い、安い、プライバシー
これです。…
UmbrelのライセンスとCitadelの挑戦
このごろライトニングネットワークのパブリックチャネルに存在するビットコイン数が着実に増えていて、成長の一つの指標となっています。そしてこの成…
ライトニングノードによって細かい実装が異なることの弊害
普通のライトニングユーザーはライトニングノードの実装がいくつもあることをご存知ないかもしれません。代表的なものではLnd、c-lightni…
Strikeが特定のノードとしかチャネルを開かない理由
エルサルバドルでのビットコインの法定通貨採用にも一役買ったStrikeというライトニングネットワーク関連企業があります。Strikeは銀行口…
Lightning Addressと乱立するインボイス請求方法
ライトニングネットワークを用いたペイメントにはインボイスという1回1回の支払いごとに異なる情報が用いられます。そのため、非推奨ながらも固定の…
ライトニングノード間の通信でP2P経済を実現する試み
ライトニングネットワークはビットコインの送金というユースケースが最初であり最も注目されていますが、ライトニングノード上で別のソフトウェア、別…
Umbrelのソースコードを解析してみる
ここ数ヶ月で、ビットコイン即時決済を実現する技術であるライトニングネットワークが急速に発達しはじめました。
BitMEX Research…
オンチェーントランザクションなしでLN上に仮想チャネルを構築するDonner: Virtual Channels
ここ最近はライトニングネットワーク(LN) の効率化の話を書くこと多くなっています。今日もそんな話にお付き合い下さい。
LNにおける効率と…
LightningとDeFiの成長の再考と界隈のデータを読み解く難しさ
DeFiのTVL(Total Value Locked)の算出方法についての批判と、正確なデータの提供の難しさについてCoinMetrick…
LNの送金中継方法としてのAtomic Multi-Channel Updatesという変化球
ビットコイナー反省会で2ヶ月ほど前にライトニングネットワークのワームホール攻撃を参考にペイメントの経路を最適化して資金効率を向上させるという…
Federated Chaumian Mintsで分散カストディアル・ライトニングウォレット
ビットコインのレイヤー2はライトニングネットワーク以外にもいくつか出てきていたり、提案されています。そのうちの1つとして、Federated…
LN支払いの「PDCAを回す」経路選択方法
ライトニングネットワークの経路選択に関しては研究余地が大きいと以前にも申しましたが、新しい研究内容が発表されたので紹介させていただきます。…
LN上の支払いをHTLCよりスムーズに捌くBlitzプロトコル
皆様こんばんは。私は最近はLNのペイメントの仕組みや信用を利用した効率化などに興味があり、関連する研究などを読み進めています。その中で、Pe…
ライトニングのバックアップ
"ライトニングチャンネルのバックアップについて教えて下さい- いくつかのアプリでチャンネルのバックアップ機能がありますが、共通の仕…
ライトニングを使ってEVと充電器がM2M決済
マイクロペイメントが普及することで進展が期待される分野の1つにM2M (マシン-to-マシン)決済があります。現時点で予想されるM2M決済の…
Taprootのアクティベーションが確定といってよい状態に
マイナーによるシグナリングが始まっていたTaprootですが、すでにアクティベーションが確定といってよい状態になっています。
マイナーの9…
ビットコインエコシステムの新星:Umbrel
皆さんはご自身のビットコインノード、ライトニングノードを持っていらっしゃるでしょうか。ノードの管理や、ビットコイン関連の様々なオープンソース…
Lightningルーティング体験記 -Lightningのルーティングは果たして金になるのか??
最近日本でもLightningのノードを立てて、Lightningのルーティングをすることで、利益をあげる挑戦をしている人たちが増えてきてい…
ライトニングネットワークの経路選択アルゴリズム研究
ライトニングネットワークでの支払い時には、目的となるノードまでどのチャネルを利用するか、経路の選択が必要です。現在、
ユーザーが何もしなく…
Lndにアカウント機能が搭載される?
一家に一台ライトニングノードがある状況を仮定しましょう。家族でライトニングノードを共有したいが、お互いのトランザクションを知ったり、お互いの…
LNDのバージョンアップでとある攻撃への耐性が強化
つい最近、ライトニングネットワーク実装の1つであるLndのバージョン0.12.0がリリースされました。メジャーバージョンアップらしく、機能追…