以前、「ビットコイン開発者にビットコインETF (BITB)からの利益の一部を寄付する」と表明しているBitwise社について記事にしました。
ちなみにVanEck社もビットコインETF (HODL)からの利益の5%を開発者に寄付すると表明しています。
そのBitwise社が今度は自身のビットコインETFについて、裏付け資産の保管アドレスの公開を始めました。一般的なコモディティETF(貴金属など)の裏付け資産はどこかの倉庫にたぶんある、というレベルで検証不可能なことを考えると画期的なことです。技術協力はHosekiというProof of Reservesの活用を目的とする会社です。
さて、アドレスの公開によりいたずらでそのアドレス宛にビットコインを送るユーザーが現れ、さらにはOFAC規制対象のアドレスから送金を受けたら全額を凍結せざるを得ないのでは?というようなデマまで広まる有様でした。
今日はなぜ少額の「汚れたコイン」を送りつけられてもBitwiseのビットコインETFは平気でいられるかについて解説します。
・ビットコインETFにとってのProof of Reserves
・制裁対象から送られたコインはどうなるのか?
・Coinbase Custodyの独特な保管方法も話題に