2023年7月14日 5 min read

L402:有料コンテンツやAPIの認証におけるスタンダードを目指す野心的なプロトコル

L402:有料コンテンツやAPIの認証におけるスタンダードを目指す野心的なプロトコル

概要

・L402 (旧LSATs)はウェブ上で有料のリソースへのアクセス認証をライトニング払いで入手できるトークンで行うための規格である。

・ユーザー情報の登録やクレジットカード決済の必要なしに有料リソースに対して少額従量課金やサブスクリプションのような決済方法を提供する。例えば有料APIの提供時にユーザー情報や支払い情報を管理することなくステートレスにアクセスを制御できる。

・L402/LSATsを提唱したLightning Labs自身が提供するLightning Loop・Lightning Poolサービスにすでに利用されているが、規格化によって他のサービスでの利用やLnd以外のノード実装で利用できるインターフェースが用意されやすくなる。

・L402という名称はこれまで一般的に使われてこなかったHTTPレスポンスコード402 PAYMENT REQUIREDに由来する。

Lightning Labsが提案しているL402という認証プロトコルとAIエージェントの相性についての話題が盛り上がっています。私はAIについては詳しくないのでその相性の話は割愛しますが、広い話をすればウェブ上の支払い方法が共通規格化されていないこと、支払手段自体も人間の介在を前提とするものが多いことに端を発していると解釈できるでしょう。確かにサービスによって支払いのフローは微妙に異なりますし、同じクレジットカード決済でも3Dセキュアが要求されたりされなかったりします。

果たしてAIエージェントにライトニング支払いを任せて安全なのか?などといった疑問はどうしても出てきてしまいます。これが安全にできるという根拠があれば教えてほしいです。

したがって今日はこのトピックのうちペイメント規格の部分にのみ注目し、L402というプロトコルがどのように機能し、ウェブサービスやAPIにどのようなメリットをもたらすかについて解説します。

過去にLSATsとして解説した際の記事もご参考にしてください。

LSATが実現する究極のペイウォール
3月30日のLightning Labsのブログ投稿以降、Lightning Service Authentication Tokens (LSAT)が話題になっています。ブログ投稿自体は俯瞰的な位置づけですが、それでもある程度の前提知識がないとわからないので、LSATが何か、どういう仕組みか、どういう活用方法があるかについて解説させていただきます。 HTTPステータスコード「402 PAYMENT REQUIRED」 HTTPステータスコードとは、クライアント(ブラウザなど)がHTTPリクエストを送ったときにサーバーから返ってくる返答の種類を規定した3ケタの数字です。おそらく皆さんも「4…
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