2020年3月17日 3 min read

半減期でマイニングは大丈夫か?

半減期でマイニングは大丈夫か?
Photo by Peter Conlan / Unsplash
ビットコイン採掘市場に「黄信号」か、仮想通貨時価総額は1540億ドルに半減
13日の世界的金融市場の歴史的な暴落に伴い、ビットコイン価格は急落。ハッシュレート減少で、BTC半減期を見越した仮想通貨マイナーも強気姿勢から一転、採算割れに伴う各種懸念が広がっている。

価格の急落により、マイニングの採算われがつづいています。非常に悪い時期に半減期をむかえてしまうわけですが、どのようなシナリオ、影響があるかをまとめます。

1. マイニングの採算ライン

コインポストの記事によると、$0.09/kw が採算ラインとしています。多くのプレイヤーがこの程度でマイニングしており、現在の価格は、原価ギリギリといったところでしょうか。

半減期を迎えると、採掘報酬が半分になりますから、採算性も半分になります。となると、価格が倍にならないといけません。半減期後は、14000ドル〜あたりのラインが一般的なマイナーの採算ラインで、10000〜くらいがギリギリのでしょう。

2. 半減期がおこるとどうなるか

半減期がおきると、こうしたマイナーはスイッチを切ることになります。マイニングの場合は、スイッチを切るのは一瞬ですので、ハッシュレートは一時的に落ち込むことになります。ハッシュレートを増やすのには時間がかかりますが、減らすのは一瞬です。ハッシュレートが下がると全体のセキュリティが落ちますが、マイニング事態は継続されます。

問題は、難易度の調整です。ハッシュレートが仮に半分になるという極端な想定では、次の難易度調整の期間までに、マイニングの間隔があくでしょう。10分に1回が、20分に1回になり、2週間の調整期間が4週間に伸びます。この難易度調整を切り抜ければ、マイニングは正常化しますが、一時的に速度がおちます。

3. ネットワークつまりと手数料高騰

このとき、ネットワークのつまりが起こると、手数料の高騰がおきます。

この期間のうちに、取引所などのおくるときに、大きな遅延が発生するかも知れません。コインがとどかないことで損失が発生するとこまるとおもいますので、念の為半減期のあとには、適切な時に売買が必要なコインは取引所に置いておいたほうがよいかもしれません。

4. ネガティブスパイラルはとまるか?

ネットワークの遅延、セキュリティの低下が引き金で、価格が更にさがり、それが再びハッシュレートの低下をもたらす。こうしたネガティブスパイラルが起こる可能性は否定できません。

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