ライトニングノード実装と言われて多くの方が最初に連想するのはLightning Labs社が開発を主導するLnd、その次にBlockstream社主導のCLNかと思います。世の中のライトニングノードの98%以上がこの2つのいずれかのノード実装に該当するような勢いでシェアを寡占していますが、ライトニングノード実装自体は他にもあります。そのような「第3勢力」的なノード実装の中で一番古くからやっていて存在感を放っているのはACINQ社のEclairでしょう。
ライトニングネットワークの最初の数年間は一般ユーザーでもEclairを選んで利用する人もいましたが、今ではすっかりC向けでは存在感がなくなってしまったEclairについて、なぜ今も生き残っているのか、どういう差別化ポイントがあるのか見ていきます。
・ACINQ社の、ACINQ社による、ACINQ社のための実装
・大規模ノードとしてなら採用価値あり?
・もっと周辺ツールが公開されればシェアは増えそうだが、そうはならない理由