ライトニングネットワーク上にあるビットコインをオンチェーンに出金する方法として最も「王道」なのはチャネルを閉鎖することですが、これが必ずしも主流ではありません。なぜなら、ライトニングノードの複数のチャネルに残高が分散している場合、複数のチャネルを閉鎖しないと必要な残高が用意できない場合もあり、またチャネルを開設したりと手間と費用がかかってしまうためです。
そこで活躍するのがBoltzをはじめとするLN上のsatsをアトミックにオンチェーンに出金させてくれるスワップサービスで、Boltz自体がOSSであることから最近同様のサービスが増えてきています。
ところが、どこも手数料設定が0.5%+ネットワーク手数料という金額で、価格面で競争する様子がありません。ライトニングネットワーク七不思議です。
今日はライトニングとその周辺においてまだ未成熟な手数料関連の部分に着目して、今後どのように効率化されていくかを考えます。
・流動性供給に関係するサービスの手数料設定が固定かつ偏っている
・供給が増えて価格発見が進まないのはなぜ?
・これから優位に立てるプレイヤーは誰か