非常に面白い分析があります。
「それまで株などの伝統的な金融資産の相場とは異なる動きをするとみられていた仮想通貨がドルや円などの法定通貨に対して、同じように下落したことです」
これを検証した論です。
結論からいうと、今回のようなパニック相場では、正の相関をしめし、ビットコインも叩き売られる。
ただし、平常モードでは、やはり相関は薄い。
パニックかどうかを見極めるにはVIX(恐慌指数)をチェックするのがよい。
というものです。くわしくはレポートをよんでみてください。
非常に興味深いです。
ビットコインは、伝統的資産の影響をうけないが、株などの損失穴埋めのために売られたが、その後は値を持ち替えしており、株との連動ははずれています。
今後はどうなっていくとかんがえられるのでしょうか、いくつかの要素をアットランダムにかきました。
i) 個人投資家の行動仮想通貨は個人投資家が中心であり、これは機関投資家と別の行動をしています。これが相関が薄いといわれるもっとも大きな説明要因でしょう。
代替資産としてのよい特徴を示しています。
しかしながら、相関が薄い資産をポートフォリオに組み入れることでリスクを下げられるという理論から、機関投資家がビットコインを大々的に組み入れるようになると、こんどは機関投資家の行動との相関が高くなっていきます。個人が主体ではなくなり、伝統的資産との相関が強くなってしまい、いずれ代替資産としての特徴がなくなってしまうかもしれません。
ii)デジタルキャッシュとしての地位
では、資産ではなく、キャッシュとしてつかわれていたらどうでしょうか。危機のときには、ひとびとはキャッシュを求めてキャッシュに変換します。ビットコインがキャッシュとして、生活必需品や石油を購入でき、納税が可能で、給与も支払うことができれば、危機の時はキャッシュとしてビットコインへの変換がおこなわれるはずです。