2020年4月14日 3 min read

身近になったLiquidサイドチェーン

身近になったLiquidサイドチェーン
Photo by Harper Sunday / Unsplash

サロンでも度々話題にしているLiquidサイドチェーンですが、ウォレットや、ペグツールなどがひととおり揃い、普通のひとでも試してみることができるようになってきましたので、あらためてそのあたりを紹介します。

以前は、いちどL−BTCに変えてしまうと元に戻せない一方通行だったのですが、BTCに戻せるようになりましたので、ぜひみなさんもこれを機会にやってみてください

Liqud、サイドチェーンとはなにか?

Liqudは、BTCとペグしたサイドチェーンで、取引所十数社が連合して運営しています。詳しくは、過去レポートを参照ください。

レポート 056 Liquidとサイドチェーン 入門


https://docs.google.com/document/d/1POgEDn1M8YTRYkpHPy-VNatQiRS9LdqXcDpbsZLLiz0/edit

L-BTCのウォレットを作る

Liquidネットワークで使われるコインは、L-BTCです。Blockstream社のスマホ用ウォレットのGreenがL-BTCをサポートしています。

公式サイトよりインストールしてみてください。


https://blockstream.com/green/

ウォレットとしては普通のものなので、特にインストールや設定で困るところはないとおもいます。

デフォルトではBTCのウォレットが作成されてしまうので、Liquidというプルダウンを選んで、新しいウォレットを作ってください。

GREENでは、BTC、Liquid(L-BTC)、Testnetの3つのウォレットを作ることができます。それぞれ24単語は別々に作成・管理します。

なおGREENですが普通のBTCウォレットとしても出来がよいので私は普段のBTCウォレットもこれをつかっています。


L-BTCを手に入れる

L-BTCは、BTCをペグして生成します。ペグというのは、取引所連合のサインなしには動かせないマルチシグアドレスにBTCを送ってロックし、同量のL-BTCをサイドチェーン内で生成することによって行われます。こうかくと難しいのですが、変換ツールによって単に特定のBTCアドレスにコインを送るだけで、L-BTCに変換してくれるという物が提供されています。

https://liquiditi.io/

これがそのツールで、使い方は簡単です。L-BTCのアドレスを入力すれば、BTCの送金アドレスが指示されて、そこにコインをおくれば変換が完了します。いまのところ手数料もゼロのようです。

L−BTCからBTCに戻すのも同様のやり方で簡単にできます。

なお、変換にはキャパシティの上限があり、私がやったときは、

  • BTC ⇒ L-BTC 0.3 BTC
  • L-BTC ⇒ BTC 0.18 BTC

程度でした。

これは、このサービスは実際にペグの実施をしているのではなく、手元のBTC・L-BTCをつかってスワップをしているだけだからでしょう。

また、このサービスはTelegramのBotとの対話でも利用でき便利です。

@LiquiditiBot をフォローすれば使うことができます。

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