新年あけましておめでとうございます。AndGoのハードウェア担当の片山です。
前回はハードウェアウォレットの選び方についての記事を書きました。最近のソフトウェアは有料のものであってもほとんどがトライアルをしてみて機能や使い勝手などを確認するできます。しかし、ハードウェアとなるとなかなか試しに使ってみることはできません。特にハードウェアウォレットは店頭で販売しているようなものではありませんし、通販での返品前提の購入も個人情報が知られてしまうので、多くの製品を試すようなことはセキュリティ上好ましくありません。
いくつかのオープンソースのハードウェアウォレット(例えばTrezor、ColdCard、Jade)はエミュレータが提供されています。本来は開発時にデバッグ用に使うものですが、実際のハードウェアウォレットが手元に無くてもPCの画面上で実物と全く同じ動作をさせることができますので、購入前の試用にも使うことができます。以前、ColdCardのエミュレーターを動かしてみましたが、今回はTrezor Model Tのエミュレーターを実際に動かしてみたいと思います。
※エミュレータで動作させるハードウェアウォレットは本来はハードウェアウォレットの開発用です。失っても良いぐらいの少額の資産でのトライアルにとどめ、大きな資産の保管には使わないでください。