ちょうど今日、AlbyからSatoshi's Auction HouseというHodlインボイスを使ったノンカストディアルなオークションサイトのローンチがアナウンスされました。Hodlインボイスはクレジットカードでいう「仮決済」のような状態で一定期間留め置かれるライトニング送金のことをいいます。

Satoshi’s Auction House

このコンセプトにピンときた読者もいらっしゃるかもしれません。そう、私が2021年の初めに公開したオークションサイトpaddle.bidと同じコンセプト、そして仕組みになっているようです。

Paddle - Lightning Auctions

Paddleの開発・運営を通してHodlインボイスの短所について考えることが多々あり、結果的には継続する意味がないと判断し閉鎖に至りました。

長時間のHodlインボイスは多くの問題を抱えている反面、短時間のHodlインボイスはライトニングネットワークにとってなくてはならない存在になりました。Boltzなどのアトミックスワップ系のサービスで広く利用されています。

今日はそんなHodlインボイスについて、基本的な仕組みからネットワークでの使われ方まで説明し、ライトニングの技術がどのように応用されているか紹介させていただきます。

・Hodlインボイスの仕組みと特長

・短時間のHodlインボイスはスワップサービスなどで活用され、ノンカストディアルなライトニング利用に貢献している

・長時間のHodlインボイスはデメリットが上回り、滅多に使われない