2020年7月1日 4 min read

ビットコインの認知の変化とカテゴリーウィナーとしてのビットコイン

個人的にはビットコインや仮想通貨全般の価格は細かくはほとんど追ってないのですが、しばらく微増~横横で上がりそうで上がりきらない相場は2016年の感覚となんとなく被る部分があります。

ただし、当然2020年と16年/17年ではビットコインの市場規模や認知度、業界の成熟度も大きく変わりました。今のビットコインは世間一般から現在どういう風に認知されていて、16/17年の時と比べてどのようにその認識は変わってきているのでしょうか?この質問に答えるべくThe Tokenistという会社が17年と今年の比較追跡調査を行い先日結果を公表していました。(合計回答者 n = 4852、対象17カ国、先進国や男性と若年層への偏りが若干あり)

アンケート詳細ページ

Comparing Public Bitcoin Adoption Rates in 2021 vs 2017 - Tokenist
Faith in large financial institutions has been steadily waning for more than a decade and the COVID-19 pandemic has only accelerated this process. Bitcoin, itself developed in the years after the 2008 market crash as an alternative to traditional assets, stands to be a major beneficiary of this tren…

主な発見として、

  1. 回答者の45%が株式や不動産、ゴールドよりビットコインへの投資を好んでいる(13%アップ from 2017)
  2. 回答者の61%(ミレニアル世代の78%)はビットコインをある程度以上理解しており、全体の6%、ミレニアル層の14%はすでにビットコインを保有している( 理解度33%アップ、保有率4%アップ from 2017)
  3. 回答者の47%は銀行よりビットコインを信頼している(29%アップ from 2017)
  4. 回答者の41%が次の10年以内に大部分の人がビットコインを使うようになると考えている(13%アップ from 2017)
  5. 回答者の33%はビットコインの実在しない(Intangiable)性質により価値がないと考えている(16%ダウン from 2017)

などです。上記のアンケートの結果からも明らかなように、ビットコインの認知やイメージは世界的に確実に向上してきており、年齢層によっては今の銀行や金融の仕組みよりビットコインの方を信頼する、というような声が多数派になってきている姿も伺えます。2017年のバブルの時と比べてもビットコインへの「信頼」というのは、コロナによるマクロ経済へのダメージや異次元金融緩和(お金ジャブジャブ状態)への懸念なども大きな追い風になっています。

カテゴリーウィナーとしてのビットコイン

さて、このアンケートの結果とも一部関連した話ですが、先日Chamath PalihapitiyaさんがUnchained podcastでマクロ市場環境、コロナの影響、ビットコインと中央銀行などについてインタビューに答えています。

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