ライトニングネットワーク
マイクロペイメントペイメントチャネルのプロトコルにより、ビットコイン上で信頼出来る第三者を介在させずに、完全なP2Pでマイクロペイメントが実現できることがわかりました。
しかし、現在のマイクロペイメントチャネルはいくつかの欠点もあります。
その最大のものは、相手ごとにペイメントチャネルを個別に開設しないといけないというところでしょう。
相手ごとというのは、つまり、支払先ごとにチャネルを開設しないといけないので、たとえば、動画サイトをみて、ニュースで課金して、投げ銭で課金して・・・という具合に沢山のサービスを使ったり、もしくはAさん、Bさん、Cさん、それぞれに支払おうとすると、その数だけチャネル開設が必要になります。
チャネル自体は低コストで作れますが、やはりこれが大量にということになると大変です。多くのひとが一日になんどもチャネルを作るとなると、全体でトランザクションの量は大量になり、はやりスケールに限界がでてきます。
そこで、考えられているのが、ペイメントのハブをつくったり、ペイメントをルーティングするネットワークをつくろうというものです。
これが、ライトニングネットワークといわれるもので、これに必要な基本機能(Segwit + OP CSV)がビットココアソフトウェアに取り込まれたことによって、にわかに話題が沸騰しています。
ライトニングネットワークに関する記事や、これを前提とした支払いネットワークの構築(21 inc)などの案件も増えてきているように思います。
今回のレポートでは、この辺りを解説します。