2020年8月17日 5 min read

Yam.finance 芋掘り遠足と、4つ闇

引き続きDefiにどっぷりはまっています。先週の最大の話題といえば、なんといってもYamでしょう。

Defiプロダクトの頂点wとして突如出現して、わずか2日で終了しました。

これに参加してみましたので、記録を書いてみます。最後にYamからみえる裏のからくりなどふくめ、闇の部分の学びを4つ書いてます。

1日目 8月12日

突如、Yamというコインが発表されます。7日間のファーミングにより発行されて、そのコインの価格は1ドルに連動するというようなことがうたわれていました。注目されたのは、その仕組みで、AMPLというコインをすこし改良したものだったのです。AMPLは、FTXに上場するやいなや話題になり、独特のリベースの仕組みや、高いボラティリティから人気のコインとなりました。

これの二番煎じというか、それを極限にまでつきつめてみたといのがYamのしくみです。Yamの獲得方法も、めちゃくちゃ簡単でした。Defi史上でもっとも簡単なインターフェイスといっても過言ではないでしょう。

MKR, LEND, SNX, LINK, COMPなどの代表的なDefi銘柄のコインを、Yamのコントラクトに預けるだけで、Yamが配布されるという仕組みです。

当然ながら、それらのコインは預けただけで、Yamとしてそのあずかったコインをつかってなんの価値も生んでいるわけではありません。預けただけで、Yamがゼロから発行されるわけです。

そして、そのゼロから発行されたコインが、1ドルの価値をもつようになると「宣言」したわけですが、まさに錬金術であることが真になるのでしょうか。Yamには人が殺到しました。始まるやいなや、500億円を超える上記のコインが次々と預けられたのです。

しかし、Yamにはリスクがあります。コードの監査がされていません。悪意有るコードが含まれていたり、バグがあるとも限りません。

つまり、運営者がすべてのコインを抜き去ることも、ハッキングによってコインがすべて失われるという自体も想定されたわけで、

そこにいきなり500億円のコインが雪崩れ込むというのはDefiブームの狂気を象徴しています。

さて、そういうリスクも承知で、私も、このDefi史上頂点の実験に参画すべく資金を用意しました。1BTCです。

わたしはこの1BTCを、まずETHに変えました。そのETHを、uniswapで、wETHに変換します。wETHというのは、Wrapped ETHの略で、ERC20トークン化したETHです。(なんでそんなことをするのかというと、ERC20として共通の仕組みで扱えるようになる)。wETHを、Yamにデポジットします。

デポジットすると、毎ブロックごとにYamが増えていきます。

このとき、イーサリアムのGas代はYam効果で高騰していました。wETHにUniswapで変換するのに$6.5ドル。Yamにデポジットするのに、15.57ドル掛かりました。

2日目 8月12日

Yamはリベースの仕組みにバグがあったと報告します。このバグが修正されないと、一定のファーマーのコインだけが無限増殖?するようなのです。

そこで、このバグを治すために、コントラクトの再デプロイが必要でした。しかし、再デプロイには、Yamホルダーの投票による賛成多数が必要です。つまり、いわゆるガバナンスの仕組みですね。

運営は、投票をよびかけました。

しかし、投票は賛成の閾値にたっすることなく失敗しました。これで、コントラクトは修正が不可能になり、バグは永遠に放置されて、イーサリアム上で残り続けることとなりました。

Yamの熱狂はわずか2日目にして終わったのです。

Yamコインは、Uniswapで取引されており、一時は150ドルを超える価格がついたこともありました。次の日に、Yamの価格がゼロになったのは言うまでもありません。

私は、価格がまだ付いているうちに引き上げました。すべてのwETHとYamを引き出して、YamはUniswapで売れるうちに売りました

。引き出し手数料$32ドル。Gasは高騰したままです。

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