こんにちは。NHKテレビ小説のタイトルを『買い上がれ!』と見間違えてしまったかたはいらっしゃいますか?ビットコインにも気持ちよく、舞い上がってもらいたいですね。
さて市場を見回せば、ツイッターに続いてメタも大量解雇。なんなら、この勢いで日本の労働市場もかき回してもらいたいです。
こんまりさんによれば、「捨てる物を選んで残りを手元に置くのではなく、手元に残す物を選んで、残りを捨てる」そう。
筆者が最初に就職したのは氷河期と呼ばれる1998年。2003年には日経平均も9,000円を割るところまで転がり落ちました。そんなとき、創業社長がポロッと言ってたことがあります。
「こんな不景気の時、国は補助金を出したりするやろ?民間なら、まずコストを収支0になるまで削る。そうでないと会社はすぐに潰れる。国も同じことをしないと回復するわけがない」
まさにイーロンマスクが大なたを振るっているのと同じだなと思い出しました。ジョージ・ソロスも「まずは生き残って、それから稼げ」と言ってます。
日本も不要な労働力を切ることができる制度こそ、必要とされているのかもしれません。以上は私見でした。
さてタイトルの件。ビットコインは久しぶりに100日の移動平均線を越えてきました。
2022年に限定すると、ビットコインが100日移動平均線を上回っていたのは3月後半のみ。
当時のビットコイン買い手はLFG(ルナ財団)によるもの。TerraUSDの裏付け資産として積まれた在庫は、その後のUSDペグアタックで決壊します。
雪崩のように信用の逆回転を起こし、3AC破綻を経て今の暗号通貨低迷時代へとつながった、ある意味で黒歴史な期間でした。
こんなこともあったので、もう誰も100日の移動平均線など見ていないのではない?
いえいえ、1時間足のチャートに100日移動平均線を配置してみると、市場はバチバチに「見ている」ことが分かります。
ビットコインの1時間足チャートに100日移動平均線を配置したもの
100日平均線でずっと押し返されていたものが上抜け。今度は戻ってきたら下支えされる動きを見せています。
いままで抵抗線として機能していた線が役割を反転して支持線になる、いわゆる「ロール・リバーサル」が起きています。
ここから分かることは、チャートの動きを見て売買するテクニカル勢も市場に戻ってきていることでしょうか。
値動きも消えてしまって誰もいないように見えますが、しっかりと個人が残っている点で、心強さを感じます。
また米国のハイテク株価指数であるナスダックと固く結ばれた相関関係も、少しだけ緩み始めています。
今までのビットコインは米株が下がるときだけ追随し、上がるときは無視。目を疑うほどの下落専用機だった状況も、ついに汚名返上の準備体操開始、、、というところでしょうか。
こうなると次は200日平均線での売り。現時点での200日平均は23,900ドル。とりあえず24,000ドルまでは頑張ってもらいたいものですね。
先物市場は資金抜け で片肺飛行は続く
さてビットコインの先物市場から今の状況を確認しておきましょう。直近のCME建玉明細締め日は11月1日。FOMC直前での実弾状況となります。
まずは定点観測で、アセットマネジャーの売り玉動向を確認しておきます。