2021年8月17日 2 min read

ガバナンストークンの問題をVitalikが指摘

ガバナンストークンの問題をVitalikが指摘
Photo by Tine Ivanič / Unsplash

DAOにおけるガバナンスの問題をVitalikが指摘したブログが話題になってます。非常に長いのですが当たり前の欠陥が指摘されています。

現在のDAOやDefiでは、1トークン=1投票権として、多数決によって決定がなされる仕組みになっています。このときいくつかの問題が生じるのですが、代表的なものとして、

・当たり前だが、大口の意見が通る。VCや開発者が大きな割合のトークンを始めから保有している

・取引所にあずけられたトークンの投票権利を、取引所が行使できてしまう。

・Defiにラップされたトークン。トークンの投票権利を金利と引き換えに他人に渡している。投票権利の買い占めが容易である。

といったことが指摘されています。これらは、ガバナンスの仕組みが当初から指摘されていたことで、あまり新しい課題ではありません。

Vitalikはこれにたいして3つのソリューションを挙げています

i. ガバナンスで決めることができるものを制限するetc

ii. 1トークン1票ではなく、1人1票を実現する。(Proof of personhood systems)

iii. 間違った決定がなされたとき、トークン保有者の不利益が非常に大きなものになるようにする。フォークが実現できるようにする。

といったものです。

さて、不特定多数における非中央集権的なネットワークにおける投票の問題というのは古くからこういった問題がありました。

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