今回は、匿名質問コーナーより頂いた質問への回答です。他にもいくつか質問をいただいていますが、後日随時回答していきます。
匿名質問コーナーについて
ご質問1
国内と海外の取引所に関しての質問がございます。
※DEX(分散型取引所)も含む
私のほうは、日本在住で、現状は国内取引所の数か所しか
口座所有しておりません。
先ほど、「節税,税金」の質問をいたしましたが、
・イーサリアム
・リップル
を、もし換金・利確などする場合、
皆様方だったら、
どこの取引所の利用を検討しますでしょうか?
(現在暗号資産は、とあるコールドウォレットにて保有。)
メリット、デメリットをあげた上で、
候補としておススメの取引所などはありますでしょうか?
数年前(2017年~2018年頃)のイメージですが、
国内のいくつかの取引所は、暗号資産の価格が大きく変動した際には、
サーバーダウンなど起こったりして、換金や取引などが
停止状態になったりしていた取引所もあったイメージがあります。
(しばらく暗号資産を動かしたりしていなかったため、2018年~2023年の
取引所の状況に関しては、やや浦島太郎状態であったりします。)
もし宜しければなにか情報・アドバイス等
頂けましたら幸いです。
ご質問2
5年位前と比べて、
国内の取引所がだいぶ増えたような気がしているのですが、
ハードウェアウォレットからの暗号資産を
送ることが出来る日本国内の取引所で、
何かの事件やニュース、出来事などで、
暗号資産の価格が激しく乱高下、暴騰、暴落しているような
時期でも、サーバーダウンなどしないで、
比較的安定的に、暗号資産の購入・売却が出来る
日本国内の信頼がおける取引所は
今現状ですと、どのあたりになるのでしょうか?
(1つでなく複数候補でも)
・サーバーダウンなどが殆どなく、信頼性の高い取引所
・ちゃんと購入・売却の取引が成立する取引所
を今現在探しております。
昔は、相場が大きく動いている時期には、
サーバーダウンなども多くて、
売買が出来ない取引所もあったように思います。
(その取引所の名前は伏せますが…)
回答
まず、換金・利確に関して、ということですので各取引所の次の項目について調査してみました。
- BTC, ETC, XRPの取扱状況
- 取引所手数料
- 販売所(売価格)
- 販売所(買価格)
- スプレッド
こちらは、2023年9月3日時点の日本暗号資産取引業協会JVCEAの公開している参考価格を参照にしました。情報が非公開の取引所もありますが、透明性の観点で論外ということで考察にいれていません。
詳細はGoogle Spreadsheetを参照いただきたいのですが、いくつか面白い傾向が見て取れます。
- JVCEAに参考価格を提供しない日がある取引所がある
- 取引所手数料が手数料が無料の取引所がある
- 無料どころかメイカー手数料がマイナスの取引所がある(報奨金を貰える)
- スプレット(販売所における手数料のようなもの)は最大10%超えまである
ということで、取引所ごとに次のようなメリット・デメリットを判断できるかと思います。
メリット:
- 手数料が安い
- メイカー手数料がマイナスのところは売り注文をたくさんやると報奨金を貰える
デメリット:
- 手数料が高い
- スプレッドが大きい
- 数値情報を提供していない(あるいはトレード量が少ない可能性を含め透明性がない)
取引所名を明記することは避けます。ご自身でシートを確認いただければと思います。
取引所の安定性、信頼性について
AndGoでは「つみたてとこ」というビットコイン自動積立をサポートするアプリを提供しています。こちらは各取引所のAPIを利用していまして、そこでの体感を簡単に共有させていただきます。
- bitbank: 定期メンテナンスダウンはない
- bitFlyer: 毎日メンテナンスしている
- Coincheck: 定期メンテナンスダウンはない
- GMOコイン: 週一でメンテナンスダウンがある。たまにメンテナンス時間が延びる。Websocket APIの反応が悪いときがある。
メンテナンス頻度が多いことを安定性、信頼性の面でどうとらえるかは各人の判断にお任せします。
なお、各取引所のメンテナンス情報をツイートしてますので、ご興味あるかたはXアカウントをフォローいただければと思います。
つみたてとこXアカウント: https://twitter.com/tsumitatetoko
また、信頼性ということですと過去のハッキング事件は気になるところですね。
ハッキング被害額、時期をまとめてくれている方がいましたので引用します。
| マウントゴックス | 約490億円 | 2014年2月 |
| コインチェック | 約580億円 | 2018年1月 |
| Zaif | 約67億円 | 2018年9月 |
| BITPOINT | 約35億円 | 2019年7月 |
| Liquid | 約69億円 | 2021年8月 |
https://www.bridge-salon.jp/toushi/crypto-hacking/より引用
信頼性については一度ハッキングされたところのほうがしっかり体制を整えているかもしれませんし、実際のところはなんともいえません。
さて、ハッキング以外にもここ1年の間に信頼性の面でびっくりする事件が色々ありましたね。
- FTX Japan、大元FTX側の不正を起点に機能停止
- Coinbase Japan日本撤退
- Kraken Japan日本撤退
- その他、買収されて運営母体が変わるところも
日本国内には取引所は高々30社程度しかありません。その中でこんなに色々とあるとお腹いっぱいです。
ビットコインの革新性はトラストレスにある、という話からするとずいぶんと遠いところに来てしまった感覚を覚えますね。
さてさて、今回はこのへんで。
