3月下旬、アメリカの大手マイニング企業Marathon Digital Holdings社が公式ツイッター上で「Mブロック」をマイニングしたと発表しました。
これはブロックチェーンエクスプローラー大手のMempool.spaceの機能でブロックの中身のトランザクションを可視化(手数料で色分けしてブロック内の順番に沿って配置)したときに上記の画像になる、という遊び心たっぷりの宣伝活動ということでした。
表面的にはただそれだけのことですが、面白い着眼点として「トランザクションの内容とその順番」自体にも情報量があることがわかります。ビットコインの1ブロックに含められるデータには4MWU (1MvB)という上限が設定されていますが、実はその内容の並び替えにも情報を記録できるわけです。
今日はその発見について、実際にMarathonが行ったブロック生成をもとに考えてみましょう。
・Marathonが支払った機会費用はペイできるのか?
・トランザクションの順序にどれだけの情報を記録できるのか?
・どのような使い方を考えられるか?