本日、Taprootのアクティベーション方法の1つとして提案されている「Speedy Trial (BIP341)」のコードを含むプルリクエストがBitcoin Coreにマージされました。
(=将来リリースされるコードに組み込まれた)3月4日にこちらでTaprootのアクティベーション方法としてBIP8を利用することで概ね合意が取れていると紹介した時点では話題になっていなかったSpeedy Trialは、かなりのスピードで多くの開発者の支持を取り付けたということになります。ただし、今なお反対している開発者も少数います。
今回の記事ではSpeedy Trialとはなにか、どのようなスケジュールでアクティベーションを目指すものか、見ていきたいと思います。
SPEEDY TRIALとは
Taprootのアクティベーション方法に関して、マイナーの準備が整うことを条件にすることでマイナーに事実上の拒否権を与えてしまうBIP9を使うか、期限切れ時にアクティベーションを強制すること(LOT=true)もできるBIP8を使うかで揉めてきました。