2020年5月5日 3 min read

リバーシブルICO

リバーシブルICO
Photo by Tejj / Unsplash

ICOが数々の問題をはらんでいることはみなさんも承知かとおもいます。

それに対する解決策として、かなり前にヴィタリックが、DAO-ICOという構想を発表したことがあります。これは、開発者たちにいきなりお金を渡すのではなくプロジェクトの進捗に応じて資金が手渡されるように、一定のコントラクトに資金をプールして、トークンホルダーの投票によってどの時期に資金をリリースするかを決めるといったガバナンス機能をとりいれたICO形式です。

これに近いかたちの、リバーシブルICO(rICO)というのが開発されて最初のICO(LUSKO)が計画されているようです。rICOの概要を説明しながら、これがICOの諸問題の解決策になるのかを簡潔に評価します。

rICOの概要

まず、rICOでは、コミットフェーズ(1ヶ月)と、バイイングフェーズ(8ヶ月)に分かれています。

コミットフェーズでは通常のICOとおなじくETHを送金しますが、直ぐにトークンに転換されるわけではありません。

次のバイイングフェーズの8ヶ月では、ICO参加者は、ETHをトークンに転換するか、転換せずに払い戻しを要求するかを選ぶことができます。

プロジェクトの進捗がイマイチだとおもえば、トークンに転換せずに、ETHの払い戻しを要求することが出来るうになっています。

コントラクトがこれらを実行するのに、払い戻しを要求したが開発者がごねて払い戻されないということはありません。

そのあたりが、従来のICOと違う点で、投資家の保護になっているとのことです。トークンへの転換は、一度にすべてではなく、好きな時に好きなだけ行うことができます。上限は、最初のコミットフェーズでコミットした額です。つまり送金したETHの額が上限になります。

いつでも好きなときに転換できるとなると、8ヶ月のバイイングフェーズのあいだの最後になって転換するかどうかを決めればよいことになります。これでは開発者たちは資金を直ぐ得ることができなくなるので、トークンの転換価格を8ヶ月の間に徐々に上げていくということで傾斜をつけます。

8ヶ月の間にプロジェクトの進捗が見られないようであれば投資家は資金を引き上げるので、開発者のICO持ち逃げがある程度防げるとしています。

これがrICOの概要です。rICO方式はドイツの規制当局からOKが出たとブログにはかいてあります。

とりわけ、コミットフェーズの1ヶ月間は単なるコミットだけであり、実際にトークンへの転換がはじまらなければ規制を受けないという見解も示しています。

これが本当ならば、試しにコミットフェーズだけやってみて、それなりのコミットがあれば規制に準拠して次にすすめばよく、最初から規制対応するひつようがないので、気楽に募集だけはできるようになります。

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