2022年11月9日 6 min read

国政におけるDAOの利用について考えてみた

選挙は民主主義の根幹であるにもかかわらず、現在の日本では投票率が低下しています。国民全体の政治参加意識を高めるためにはどうすればよいのかという議論とともに、現在の選挙制度や民主主義の仕組み自体を変革する必要があるとの意見があります。今回のコラムでは、Web3.0の活用した民主主義やDAOを利用した政党などにどのような可能性があるのか、あるいは、問題があるのかについて考えてみようと思います。

政治家の役割はいずれ無くなるという指摘が最近注目されてはいますが、国政レベルでいきなり分散型の意思決定になる可能性は極めて低いと思います。最初の段階としてあるとすれば政党内での意思決定、例えば党首選や政策優先順位などの決定に党員の意見反映という形でのデジタル投票的な使われ方が多くなりそうだと予想します。これは本質的にはDAOとは違うかもしれませんが、DAOそのものが否定されているというわけではないと思います。昔から国民投票のような直接民主主義は常に議論されていると思います。問題はそこではないのかなと思います。

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