ここ数年、定期的に話題に上がる量子コンピュータのビットコインに対する脅威が今週もツイッターで話題になっていました。確かに量子コンピュータは進歩していますが、現時点で状況が大きくは変わっておらず、ビットコイン研究所のFAQにも簡潔な回答があります:
また、4年近く前に有識者によってSpotlightに投稿された以下の記事もとても参考になるので、お時間のある方は読んでみてください。
この話題が盛り上がるとき、多くの場合話題の中心は「量子コンピュータがどのようにビットコインに対して脅威なのか」「時期的にはいつくらいからリスクがあるのか」「自分が取れる対策は」というテーマになります。しかし重要なのはビットコインがどのようにして量子コンピュータ耐性を獲得するのか、そのプロセスなのではないでしょうか。
今日はビットコインが量子コンピュータ耐性を獲得するプロセスを想像してみましょう。
・量子耐性のある署名アルゴリズムのBIPドラフトが提案されている
・提案の内容、導入方法ともにタイミングが肝心
・利害が一致しやすい問題はスムーズにフォークできる可能性