今回は、satoshiが降ってくるDiamond Handsプロジェクトに実は興味あるけどエンジニアじゃないし、、、と二の足を踏んでいる方を想定し、Umbrelを例にオープンソースなアプリを自身でセットアップするコツを共有させていただきます。

ビットコインの世界はオープンソースでフリーで使えるソフトウェアがたくさんあります。ですが、こうしたソフトウェアは有料なものと違ってトラブルに遭遇しても自分自身で解決する必要があります。興味はあるけど、トラブったときどこをどう調べれば良いか勘所がわからない、と悩まれることはありませんか。

まず理解いただきたいのは、これはエンジニアだって同じだという点です。

初めてのものは誰だって何もわからないです。

でも、彼ら彼女らが魔法のように障害を解決してしまうという事実はなんなんでしょう。

これは、 

 しくみを理解することを楽しむ心持ち

があるからだと思います。

この点、ビットコインが大好きな皆さんは既にクリアしていますね。

ここに、ほんのちょっと、自分で手を動かしてみる、トラブるのは前提でそれを自分で解決してみよう、その道中がしくみの理解になるんだ、あるいはただ楽しもう、という心構えがあれば立派なエンジニアです。

実は殆どの方は既にエンジニアだと思うのです。

じゃあ実際に手を出そうとして二の足を踏んでしまう理由はというと、

- 自分で調べるにしてもどこから調べればよいか分からない

- 誰かに聞くにしても誰に聞けば良いか分からない

- 英語が苦手

といったことかと思います。

この中の1つめの課題へのヒントになるかも、ということで自分自身がどういうやり方をとっているかをUmbrel導入を例にご紹介します。そんなやり方もあるんだ、という感じで参考にして頂けたらと思います。

でも、これとてBlockstreamのいう、Don't Trust. verify です。

Umbrelを使ってみよう

さて、Twitterやビットコイン反省会とかでLightningノードを立てて繋ぐとsatoshiを貰えるDiamond Handsというプロジェクトが紹介されていました。面白そうだなと話を聞いていると、これにはどうやらフルノードが必要だとのこと。また、フルノードを立ち上げるにはUmbrelが良い、と紹介されていることに気付きました。

https://spotlight.soy/detail?article_id=3wg9bqxt4

よし、さっそくUmbrelをやってみよう、と一念発起です。

まずやることは、

 本家公式サイトを見てみる

ことです。

やり方としては、

- 紹介リンクを辿る

- GoogleにてUmbrelを検索してみる

- TwitterにてUmbrelを検索して、公式アカウントのURLを見つける

といったことをやります。フィッシングサイトに引っかからない用、本家サイトかの確認は慎重に行いましょう。

この公式サイトを確認するって意外なほど大事です。

誰かが紹介しているBlogは既に情報が古かったり、そもそも間違っていたりします。ここに引きずられると、やっぱダメじゃんと泣き寝入りしかねません。

実は、私自身も最近Umbrelをやってみようと手をだし、ググって最初にでてくるBlogを模範したところ行き詰まりました。

Umbrelを入れるための機器として紹介されていたものをルンルンしながらAmazonで購入、翌日届いて組み立てて、電源ON!と。

動かない、、、

なぜ?!となりました。

やはり、一次ソースにて、中の人が今時点でどう説明しているかを確認することが大事です。

Umbrelの場合、https://getumbrel.com/ が公式サイトとなります。

今回のトラブルは「電源が入らない」でした。ちょっと冷静に原因を考えてみると、

- 初期不良

- そもそも電子機器のスペックが間違っている

といった可能性がありそうだと思い至ります。そこで、公式サイトにてまずはスペックが合っていたかを確認します。公式サイトによると、「Install Umbrel on a Raspberry Pi 4」と分かりやすくRECOMMENDED HARDWAREが記載されています。確認してみます。