以前の記事(2022/04/13, 05/04)より引き続き、原始的な物々交換が行われていた社会から、いかにして貨幣が生まれたのかという過程についてシミュレーションできないか、というテーマでコラムを書いております。今回が最後になります。
1回目の記事では商品交換市場について考えました。そして2回目の記事では3種類の商品のうち2商品選択し交換する戦略について考えてみました。
余剰の多いものを一番不足しているものと交換するということで仮定させて頂きました。今回もその仮定のもとにして、市場で交換を行わせます。そして今回はその取引量を調べます。取引が行われるということはその交換によって、不足分が充足されるという意味で、満足度が高まるということを意味します。
逆に考えれば、満足度が高くなるような商品取引とはどのようなことなのかと考えると、どういう商品が貨幣のような価値がわかるのかと思います。実際にシミュレーションさせてみました。
商品は3つで、前回の設定と同じ属性になっています。それで、取引をさせます。