ビットコインの半減期が話題になっていますが、それより早く到来するのがBCH(及びBSV)の半減期です。
カウントダウンメーターによれば、BCHの半減期まで94日と迫っています。
BTCはあと116日ですので、20日も早くBCHの半減期が到来することになります。
BTCもBCHも半減期のタイミングはブロックの番号できっちりきまっています。同じブロック番号で半減します。
ではなぜBCHのほうが早いかというと、ブロックが早く掘り進められたからです。分裂のあとに1分に1ブロック掘られるなどもしました。
さて、BCHの半減期が先にくるとどうなるでしょう。
マイナーは採掘報酬が半分になりますね。あたりまえですが。
すると、マイナーは収益がわるくなり、もっと収益がえられる方にスイッチします。
当然そのスイッチ先は、同じASICをつかっているBTCしか存在しません。BTCはその時点で採掘報酬が半減していないからです。
となるとBCHのハッシュレートが急激に下がる可能性があります。ハッシュレートの低下はセキュリティの低下ですから、これに反応して価格も下がる可能性があります。
大幅な下落があった場合、さらなるマイナーの離脱を招きます。ハッシュレートが下がるので、ブロックの採掘も遅くなり、遅延がおこり、それが再び離脱を加速させます。
この悪循環サイクルが回り始める可能性があります。
BSVも同様です。
ASICを使ったコインでは、儲からないと言ってももマイナーはETHやLTCを掘り始めることはできません。そのため、もっともハッシュレートが高く、価格が高いBTCに移動することになります。