前回記事(2023/04/05「中央アフリカでのビットコイン法定通貨化(1)厳しい経済と内戦」)に引き続いて、中央アフリカ共和国のビットコインの法定通貨化について考えていきます。前回は、独立後の政治経済の混乱の中で、内戦が続いている状況をお伝えしました。その中で旧宗主国であるフランスの影響が低下し、ロシアなどの影響が強くなりつつある状況を述べました。
アフリカの国々は独立後も様々な影響を外国から受けています。フランスが中央アフリカ共和国を含めて、旧植民地に介入している状況は、独立後も続いていました。CFAフランの発行管理も同様な文脈で考えられるようです。
ビットコインの法定通貨化の意義を考えるうえで、このCFAフラン体制のしくみを説明したいと思います。