こんにちは。最近、ビットコイン界隈で大きな話題になった出来事にといえば、2025年7月4日に8万BTCが一気に移動したことでしょう。
それも14年間も眠っていたアドレスから。普通に考えたら「うわ、ついに大量売却きた?」って思いますよね。
でも、ちょっと待ってください。今回の記事では、大量移動=大量売却とは限らないよね、、、ということを書いてみたいと思います。
「大きな移動=すぐ売却」という思い込みの罠
よく聞く話として、、、
「大口投資家がビットコインを動かしたら、すぐに売り逃げの準備だ」なんていうのがあります。
確かに理にかなってはいますよね。86億ドルと一口に言っても、元の取得価格は数百ドル程度で、現在の価値と比べたら1,400万%のリターンです。こんな数字を見たら、誰だって「そりゃ利確したくなるでしょ」と思うのが自然です。
でも、この発想には盲点があります。
実際に今回移動したビットコインを追跡してみると、取引所には一切送られていないんです。新しい8つのアドレスに1万BTCずつ、きれいに分割されて移動しただけ。しかも、その後一切動いていません。
これって、売却準備というより、別の目的があるように思えませんか?
実は「お引っ越し」だった可能性が高い話
このビットコインは2011年4月から5月にかけて取得されたものです。Satoshi時代(2009年から2011年)と呼ばれる、ビットコインの黎明期に獲得されたマイニング報酬だった可能性が高いようなのです。