去る3/10週、Bitcoin価格が史上最高の$73,000を超え、またクレイグ・ライト氏の敗訴が下り湧く中、アメリカのテキサス州ではSouth By South West(SXSW)が開催されており、そのサイドイベントという建て付けでBitcoinDayも三日に渡って行われていました。
今回は私自身2度目の地であり、かつSXSWもあって日本人が渡米組も在米組もわさわさいたこともあり、日本人どころか東アジア人が私一人か?という昨年夏に比べてだいぶリラックスして参加してました。本稿もそんな空気感でゆるりとレポートしたいと思います。
テキサス州のBitcoin事情
SXSWは、元々は音楽フェスティバルとして始まったらしいですが、近年はTwitterやAirbnbなどのサービスがバズったきっかけになっておりテック系のトレンド発信源にもなっています。テキサス州の州都であるオースティンが開催地で、そのオースティンはBitcoinの開発者や企業が集結していることでも有名です。
テキサス州がBitcoinのメッカになっている理由は、一般的なスタートアップの動向の話とBitcoin特有の話の二つがあります。一般的な話として、物価が安く治安も良いため暮らしやすいこと、法人制度が便宜なことが挙げられます。近年ニューヨークやサンフランシスコから南部へ移転する企業が増えており、最近でもテスラの本社をテキサス州ヒューストンに移転させるというイーロン・マスク氏の提案が話題になっていました。一方でBitcoinに限ると、Bitcoinが小さい政府路線の共和党との親和性が高いこと、肥沃な天然資源やマイニング減税制度によりマイナーフレンドリーな環境が挙げられます。