NFTについては、敢えて言及を避けてきましたが、ビットコイン研究所内ということでいくつか思っていることを書こうとおもいます。NFTというのはおさらいしておくと、non-fungible tokenの略で、それぞれが区別できる固有のコインであるという意味です。
ブロックチェーンの応用として、古くから、さまざまな「権利」のトークン化があげられていました。デジタルアート、トレーディングカード、不動産などのトークン化といったものです。これが今年になって一気に実用、一般化したといえます。その中でも話題のNFTのデジタルアートに絞って今回は書きます。実はわたしはアートコレクターでもあり、コレクター歴12年、保有作品は500点を超えています。アートと、クリプトの両方に精通しているのは日本でも私くらいでしょう。NFT面からの考察は多数のひとが論評していますが、アートを理解しているひとからの論評はまだ見たことがありません。
そこで、私からは、アートの視点をふまえたNFT評をしてみたくおもいます。なぜ、NFTアートはアート足りうるのか?なぜNFTアートが値上がりしているのか、NFTアートは既存のアートを超えるのかといったことを考えます。