こんにちは,AndGoのハードウェア担当です。
皆さんご存知の通り、ビットコインはマイニングによって大量の電力を消費しています。これまでエネルギーを切り口に以下のような記事でご紹介をしてきました。
- 2021-09-08「マイニングとエネルギー問題」 https://coinkeninfo.com/mining-and-energy-issues/
- 2021-09-29「マイニングとビットコインの未来」 https://coinkeninfo.com/mining-and-bitcoin/
- 2023-01-25「マイニングとビットコインの未来〜続編」 https://coinkeninfo.com/mining-and-the-future-of-bitcoin/
- 2023-06-01「マイニングマインの排熱の有効活用」 https://coinkeninfo.com/exhaust-heat-of-mining-machine/
賛否両論はありますが、ビットコインその他Proof-of-Workを使用している暗号資産に対する逆風の一つになっていることは事実です。議論の出発点として、実際に現在使用している電力を正しく把握することが重要となってきます。
実際に全世界で消費されている電力を正確にしるためには、すべてのマイナーへの電気料金の請求を確認する必要があるため、現実的ではありません。今回紹介するCambridge Bitcoin Electricity Consumption Index (CBECI; https://ccaf.io/cbnsi/cbeci) ではマイニングのために消費している電力の推定値を公開しています。
この数値はあくまで推定値ですので、実際にはどのようにデータを収集して、どのようなプロセスで推定値を計算しているのかが疑問になってきます。CBECIではこれらについてもオープンにしていますので、本記事では解説していきたいと思います。