ここ最近はアルトコイン界隈はすっかり冷え込み、寂しい状況がつづいていましたが、久しぶりにおもろい展開がありました。
Polkadotのローンチです。
Polkadotは、イーサリアムがダメダメなところに、創業者の一人であるGavin Wood氏が、「イーサリアムを再設計するとしたらこうする」ということで作ったチェーンです。
基本的な考え方は、イーサリアムのようにひとつのチェーンですべてを処理するのではなく、アプリケーションそれぞれが独自のチェーンを保有し、それを相互接続することで、水平にスケーラビリティを得ようというものです。
こうした水平スケーラビリティの考えはイーサリアムに対するアンチテーゼとして、数年前からでているものでして、すでにローンチ済みのプロジェクトとしてくは、Cosmosがあげれれます。
PolkadotのほうはまだPOSのチェーンが立ち上がっただけで、トークンのトランスファーも有効になってません。しばらくチェーンが安定して動きPOSの動きに障害なないことが確認されてから他の機能が徐々にONになっていく模様です。
Cosmosの進捗
さて、クロスチェーンで先行しているCosmosの状況もおさらいしてみます。Cosmosは、Polkadotに先行すること1年まえにメインネットを立ち上げましたが、創業者がプロジェクトをそっちのけで環境保護活動に熱中するなどして内紛にまで発展してしまいました。内紛のパターンではそのまま約束された機能がリリースされることなく、シットコインのガーベージに落下していくものが多い中、その後の開発は盛り返してきました。
プロジェクトの運営に暗雲が達こもっていた中、目玉の機能であるIBC(インターブロックチェーンプロトコル)のテストが5月から始まりました。ゾーンといわれる独自のブロックチェーンが相互に接続され、チェーン間でコインが相互に運用されるテストがおこなわれています。
現在100以上のゾーンが接続され、600万以上のクロスチェーントランザクションが発行されたようです。
テストの状況はこちらで見れます。なんとなく面白いのでのぞいてみるとよいです。