Web3、クリプトに関するよくある質問をまとめています。

リップルのビットコインとの違い

用途と目的

ビットコイン: 最初のブロックチェーンベースの暗号資産であり、主な目的はデジタルな価値保管手段および取引手段です。ビットコインのネットワークは分散型のデジタル通貨を提供し、中央銀行や政府のような第三者の介入なしで取引が行えるようになっています。

リップル: リップルはRipple Labs Inc.によって開発が行われている分散型台帳技術を利用した即時グロス決済システム、外国為替・送金ネットワークです。

採掘アルゴリズム

ビットコイン: Proof of Work (PoW)によりコンピュータの計算能力を使ってブロックを生成します。

リップル: リップル独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

発行量上限

ビットコイン: ネイティブ通貨BTCの発行上限は約2100万BTCと予め決まっており、コインの発行はブロック生成のタイミングで行われます。一度に発行される量は予め決められていますが、だんだん少なくなるように設計されています。発行枚数上限に達するのは2140年頃を予定しています。

リップル: ネイティブ通貨XRPの発行上限は約1000億XRPであり、これらは2005年に全て発行済みです。

処理性能

ビットコイン: ブロックが約10分間隔で生成され、1つのブロックの最大サイズは1Mバイト程度です。1つのトランザクション(取引記録)が250バイト程度とすると、処理性能(取引/秒)は1M/(250バイト x 10分)より、7取引/秒程度となります。

リップル: リップル社の公表データによると、1500取引/秒です。

参考文献

ビットコイン: https://bitcoin.org/ja/
リップル: https://ripple.com/
Ripple@Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/Ripple_(支払いシステム)

Astarのビットコインとの違い

用途と目的

ビットコイン: 最初のブロックチェーンベースの暗号資産であり、主な目的はデジタルな価値保管手段および取引手段です。ビットコインのネットワークは分散型のデジタル通貨を提供し、中央銀行や政府のような第三者の介入なしで取引が行えるようになっています。

Aster: Aster NetworkとはPolkadotのスマートコントラクトハブになることを目指したブロックチェーンとして、Stake Technologies Pte Ltdを中心に開発されています。Polkadotはブロックチェーンの相互運用性を目指すプロジェクトであり、そのネットワーク内にスマートコントラクトを実装する試みといえます。イーサリアムと互換性を持つ分散型アプリケーション(DApps)を構築することができます。

コンセンサスアルゴリズム

ビットコイン: Proof of Work (PoW)によりコンピュータの計算能力を使ってブロックを生成します。

Aster: Polkadotエコシステムに属すため、Nominated Proof-of-Stake (NPoS) という手法が使われています。

発行量上限

ビットコイン: ネイティブ通貨BTCの発行上限は約2100万BTCと予め決まっており、コインの発行はブロック生成のタイミングで行われます。一度に発行される量は予め決められていますが、だんだん少なくなるように設計されています。発行枚数上限に達するのは2140年頃を予定しています。

Aster: ネイティブ通貨ASTERに発行量上限はありません。

参考文献

ビットコイン: https://bitcoin.org/ja/
Aster: https://astar.network/

ビットコインはWeb3/クリプトなのか

ビットコインは、クリプト(暗号通貨)として分類される仮想通貨ですが、一般的にはWeb3(分散型ウェブ)の概念には直接関連しないとされています。

クリプトなのか

ビットコインは暗号技術を使用して取引を保護し、中央銀行や政府などの中央機関に依存せずに取引が行えるデジタル通貨です。ビットコインは仮想通貨の先駆的存在であり、その特徴的な技術やセキュリティの面からクリプトとして位置づけられます。

Web3なのか

Web3は、ウェブの進化を指す概念で、分散型技術(主にブロックチェーン技術)を活用してユーザーのデータの所有権や制御権を強化し、中間層を削減することを目指しています。ビットコインは主にデジタル通貨として存在するため、分散型アプリケーションやスマートコントラクトといったWeb3的標語と直接関わりはありません。

まとめ

ビットコインはクリプト(暗号通貨)として位置づけられますが、Web3の概念とは異なる領域に属しています。一方で、ビットコインの技術的な側面やブロックチェーンの特性は、Web3や分散型技術の発展に影響を与える可能性があるとも言えます。

ビットコインにおいてアトミックスワップは実現されていますか

アトミックスワップは異なるブロックチェーン間での取引を実現する仕組みの一つです。アトミックスワップは、異なるブロックチェーン上の仮想通貨を直接交換するための技術で、一般的にはスマートコントラクトを使用して実現されます。この方法により、中間業者や信頼性の必要性なしに異なる通貨間での取引が可能となります。

ビットコインにおいてもアトミックスワップは実現されています。ビットコインのアトミックスワップは、主にハッシュタイムロックコントラクト(HTLC)と呼ばれるスマートコントラクトを使用して実現されます。ただし、アトミックスワップを実行するためには、対応する通貨同士で相互に互換性のあるHTLCをサポートする必要があります。Litecoinがそうした通貨の代表格として知られています。

ビットコイン上でDeFiアプリケーションを構築することはできるのか?

ビットコインは、その設計上、他のプラットフォーム(イーサリアムなど)と比較して、スクリプト言語の制約や機能の制限があるため、直接的にはDeFi(分散型ファイナンス)アプリケーションを構築するのは難しいとされています。ビットコインの主な目的は、分散型のデジタル通貨としての機能を提供することであり、その設計はセキュリティと堅牢性を重視しています。

しかし、最近ではビットコインのセカンドレイヤーソリューションやサイドチェーンが進化しており、スマートコントラクトや一部のプログラム的な機能を提供するものも存在します。これらの技術を活用することで、ビットコイン上で限定的なDeFiアプリケーションを実現する試みも行われています。

もしビットコイン上でDeFiアプリケーションを構築することに興味がある場合、ビットコインのセカンドレイヤーソリューションやサイドチェーンを調査し、それらの技術の制約や機能について理解することが重要です。また、将来的には新たな技術やプロジェクトが登場する可能性もあるため、最新の情報を追跡することも重要です。

Play to Earnサービスをビットコインを使って開発することは出来ますか?

「Play to Earn」は、ゲームをプレイすることによって報酬を得るというコンセプトを指します。これは主に仮想通貨やトークンを使用して実現され、プレイヤーがゲーム内での活動に対して報酬を受け取ることができる仕組みです。

ビットコインは元々デジタルな価値保管手段として設計された仮想通貨であり、ビットコインのブロックチェーンはスクリプトと呼ばれるプログラム言語をサポートしていますが、他のプラットフォーム(イーサリアムなど)のような高度なスマートコントラクト機能は持っていません。

したがって、ビットコインを使用して直接的に「Play to Earn」サービスを開発することは難しいです。ビットコインのブロックチェーン上では、プレイヤーへの報酬を効果的に処理することや、ゲーム内での複雑なトークン経済を構築することが難しいためです。

一方、ビットコインセカンドレイヤーの一部には、スマートコントラクトやプログラム的な機能を持つものも提案されています。これを活用すれば理論的にはPlay to Earnのような仕組みを実現することは可能だとも言えます。

分散性はWeb3/Cryptoに必要なのか

分散性は、Web3(分散型ウェブ)および仮想通貨(Crypto)のコンセプトにとって重要な要素ですが、必ずしも絶対に必要とされるわけではありません。ただし、分散性が持つ多くの利点がこれらの分野で重要視されています。

Web3における分散性

ユーザーコントロール

分散型ウェブは、ユーザーに自身のデータを管理し、所有する権利を与えます。中央集権的なプラットフォームでは、データが第三者によって管理・操縦される可能性がありますが、分散型システムではユーザーが自らのデータにコントロールを持つことができます。

セキュリティ

分散型ネットワークはシングルポイントの攻撃に対して強力なセキュリティを提供します。中央集権的なサーバーシステムは、攻撃や障害が発生した場合、全体の機能が影響を受ける可能性がありますが、分散型ネットワークはノードが分散しているため、攻撃を受けても全体の機能が維持される可能性が高いです。

Cryptoにおける分散性

中央機関による制御回避

仮想通貨は中央銀行や政府などの中央機関に依存せず、分散型のブロックチェーン技術によって運営されるため、中央機関による制御や干渉を回避できます。

セキュリティ

Web3と同様、仮想通貨の分散ネットワークはシングルポイントの攻撃や障害に対して耐性を持っています。分散ネットワークは、ノードが複数存在するため、一部のノードに障害が発生しても他のノードがネットワークを維持することができます。

まとめ

分散性の重要性は、特定のコンセプトや利用ケースに依存します。分散性が持つセキュリティ、耐障害性、ユーザーコントロールなどの利点が、Web3や仮想通貨の目的に合致する場合、分散性は重要な要素となります。ただし、全てのケースで絶対に必要とされるわけではなく、コンセプトや目的に応じて異なるアプローチが取られることもあります。

Web3とCryptoとの違いについて

これらの単語は似たようなニュアンスで使われることもありますが、それぞれ異なる概念を指すことがあります。

Web3

Web3は「Web3.0」または「Decentralized Web(分散型Web)」とも呼ばれ、ウェブの進化を指す概念です。これは、従来の中央集権的なウェブ(Web2.0)から、分散型技術(主にブロックチェーン技術)を活用してユーザーによるデータの所有権や制御権を強化し、プラットフォーム間の中間層を削減することを目指しています。

Crypto

Cryptoは「Cryptocurrency(暗号通貨)」の略で、デジタルな形式で存在し、暗号技術を用いて取引の保護や発行の管理が行われる通貨を指します。これは中央銀行や政府といった中央集権的な機関に依存せず、分散型のブロックチェーン技術を基盤にしています。

要約

Web3は分散型ウェブの進化を指し、ユーザーコントロールと分散化を重視します。一方、Cryptoは暗号通貨としてのデジタルな通貨を指し、ブロックチェーン技術によるセキュリティと分散化が特徴です。

イーサリアムのビットコインとの違い

用途と目的

ビットコイン: 最初のブロックチェーンベースの暗号資産であり、主な目的はデジタルな価値保管手段および取引手段です。ビットコインのネットワークは分散型のデジタル通貨を提供し、中央銀行や政府のような第三者の介入なしで取引が行えるようになっています。

イーサリアム: スマートコントラクトと呼ばれる自己実行可能なコードを実行する機能を持っているブロックチェーンプラットフォームです。これにより、分散型アプリケーション(DApps)を構築することができます。

採掘アルゴリズム

ビットコイン: Proof of Work (PoW)によりコンピュータの計算能力を使ってブロックを生成します。

イーサリアム: 以前はPoWを使用していましたが、2022年にProof of Stake (PoS)に移行しました。PoSでは、保有している暗号資産の量に応じてブロック生成権が決まります。

発行量上限

ビットコイン: ネイティブ通貨BTCの発行上限は約2100万BTCと予め決まっており、コインの発行はブロック生成のタイミングで行われます。一度に発行される量は予め決められていますが、だんだん少なくなるように設計されています。発行枚数上限に達するのは2140年頃を予定しています。

イーサリアム: ネイティブ通貨ETHに発行量上限は設定されていません。

処理性能

ビットコイン: ブロックが約10分間隔で生成され、1つのブロックの最大サイズは1Mバイト程度です。1つのトランザクション(取引記録)が250バイト程度とすると、処理性能(取引/秒)は1M/(250バイト x 10分)より、7取引/秒程度となります。

イーサリアム: 12秒に1回ブロックが生成されます。2021年のEIP1559改善提案以降、ブロックごとのガス(送金手数料)総量上限は3,000万ガスとなりました。処理性能(取引/秒)は30取引/秒程度だとされています。

参考文献

ビットコイン: https://bitcoin.org
イーサリアム: https://ethereum.org/ja/

DAO(分散型自立組織)は新しい組織の形なのか

従来の中央集権的な組織とは異なり、DAO(分散自治組織)はブロックチェーン技術を基盤として、分散型の意思決定と運営を実現する形態のことを指すとされています。そのため、DAOは新しい組織の形として考えられています。

次の特徴により新しい組織の形であるとされています。

分散化と自治性

DAOは複数の参加者が分散的に関与し、意思決定を行う組織です。これにより、中央集権的な組織に比べて権限が分散され、参加者が組織の運営に参加できます。また、スマートコントラクトを活用して自動化されたルールに基づいて運営されることもあります。

透明性と信頼性

DAOはブロックチェーンの透明性と不変性を活用して、運営プロセスとトランザクションを透明にすることができます。これにより、参加者は組織の運営状況や取引履歴を確認し、信頼を築くことができます。

プログラム可能性

DAOはスマートコントラクトと呼ばれるプログラム可能なコードを活用して運営されることがあります。これにより、特定の条件やルールに基づいて自動的に意思決定を行うことが可能です。例えば、投票や資金の配分が自動化される場合があります。

インセンティブ設計

DAOは、従来の組織形態とは異なる参画インセンティブにより自立した組織運営が行えるとされています。トークンエコノミーを活用して参加者に報酬を提供したり、分散型アプリケーションを開発するプラットフォームとして機能させるといった設計思想による試みがされています。

ビットコインでNFTを作ることは可能ですか?

NFT(Non-fungible Token)という言葉がどこまでを内包するか次第の部分もありますが、ビットコイン上でもNFTを作ることは可能です。

特に23年に人気を集めたOrdinals Inscriptionという技術を使うことで、最大数MBまでの大きな画像データなどを直接簡単にビットコインチェーン上に保存/刻み込むことができるようになり、そのデータと特定のUTXOを紐付けることで、NFTのようなトークン化をする手法が編み出されました。これはビットコイン上のフルオンチェーンNFTとして、その他のチェーン上のNFTユーザーにも注目され始めています。

一方、元々トークンと画像データを紐付けるという現在一般的にNFTと広く認識されているコンセプト自体は、Counterpartyなどのビットコイン上のトークンプロトコル上で2014年〜2017年くらいまでに実証されてきたという経緯もあり、ビットコイン上でのNFT発行は実は通常想定される以上に歴史は長いです。

Ordinalsの仕組みについては以下の記事などを参照

Ordinalsは全satsに通し番号を振るフルオンチェーンNFTプロトコル
ここ数日で話題になっているビットコイン上のプロジェクトに、OrdinalsというフルオンチェーンNFTプロトコルがあります。 個人的には直接ブロックチェーンを利用するNFT自体が無駄という意見なので、フルオンチェーン(紐づけるファイルのデータを全てブロックチェーン上に記録する)は愚かとさえ感じますが、もちろん対価となる手数料さえ払えば何を記録するのもユーザーの自由なので今日はそこを議論するつもりはありません。 Ordinalsがどういう仕組みなのか、特にCounterpartyやRGBなどビットコイン上でNFTを扱うことのできる他のプロトコルとどう違うかに焦点を当てていきます。 Ordinals Ordinal Theoryとは Ordinal Numbersとは序数、つまり順番の番号(何番目)を指す言葉で、Ordinal Theoryは「ビットコイン上で発行された全てのsatoshi (sats)に固有番号を振るシステム」というような意味を持ちます。具体的にどういうことでしょうか。 例えばビットコインの最初のブロックで50BTC、すなわち50億satsが発行されたとき、