Sushiswapなどの新興Defiが、Defiトークン市場を下支えしている可能性があります。しかし、これは循環取引的で、信用の積み上げで、危ういところがあります。どういうことでしょうか?

Sushi SwapでSUSHIを得るには、流動性を供給する必要があります。流動性をまだ理解出来てない人のために簡単に解説します。

流動性を提供するとは?

たとえば、「ETH−USDTのペアの流動性を提供する」。これは、どういう意味でしょうか。仮に、1ETHが400USDTだとします。流動性を提供するには、1ETHと400USDTの両方を用意します。

そして、両方をDefiのコントラクトに預けます。すると、コントラクトが勝手に注文に応じて顧客に売買を提供するようになります。いわゆるマーケットメーカーです。従来の取引所の例でいえば、ETHとUSDTの売買の板に、自分のお金で注文を並べておいて、第三者がそれをTakeできるようにしておくということです。

これをイーサリアムのコントラクトで自動でやっているのが、いわゆるUniswapのようなオートマティック・マーケットメーカー(AMM)という仕組みです。つまり、自動型の板の種銭を提供しているということです。

ファーミングの仕組み

さて、SushiSwapにこのように流動性を提供(つまり資金提供)すると、報酬としてSUSHIがもらえます。これが「ファーミング」の仕組みです。

Sushiswapは、なんのコインのの流動性でも提供できるわけではありません。受け入れコインがきまっています。

ETH

SUSHI

UMA

BAND

LINK

AMPL

COMP

LEND

SNX

YFI

REN

BASED

SRM

YAMv2

CRV

です。

そうです、つまり他のDefiコインの流動性を提供した場合にのみSUSHIが貰えるのです。

BTC-USDTのペアなどの提供はできません。SUSHI-ETHの交換や、YAMv2-ETHの交換のための原資を提供した場合にSUSHIが貰えるのです。